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第3回 中国を知る その2

■中国リスクを考えるの第3回は中国を知るの続きです。

社会主義の国
  上海のように日本以上に市場経済、資本主義化が進んでいるような都市であっても中国は社会主義の国です。その中で新しい体制と旧い体制が共存しています。
また、新しい制度をどんどん取り入れ、夢と希望、混乱と矛盾が共存している国でもあります。日本の会社が中国でビジネスをするためには、業種ごとに細分化された営業許可証を取得しなければ直接ビジネスはできません。
また許可証の年度ごとの検査も必要です。
会社を設立しても許可の内容に制約を受け、自由にビジネスはできません。自分の会社の財務をするにも決められた資格を保持している人が必要ですし、会社の財務の部屋さえ税務局のチェックの対象となります。
  海外から資本金を送金するには一般の口座とは別に資本金口座を作らねばならないし、借入をするにも外債登録という政府への届けが必要です。会社が発行する領収書も国が管理し、いろんな業種ごとに50数種類の領収書がある国です。日本の親会社から資金を借りるにも外債登録をして外貨管理局の許可をとらねばなりません。
何をするにも許可、届けなどに時間がかかり、それがマネジメントコストに跳ね返ります。
私の感覚では、
・許可や届けにかかる時間
・仕事の説明や理解にかかる時間
・通訳の時間
などを考えれば、中国に進出した会社の管理間接部門の労働生産性は日本の半分以下ではないかと感じられます。安い人件費を求めて中国に進出しても他のいろんなコストの高さに直面するのが中国ビジネスでもあります。
   
競争が激しく、変化が早い国
  中国は世界中から、資本と技術・ノウハウが集中している国。
しかも発展している沿海都市にそれらが集中。
しかも経済成長により、その特定エリアが広い国土に分散しつつもあります。そのため競争は熾烈で変化が早く、管理のコストも増し、営業効率が悪くなります。
中国ビジネスは、世界の企業と変化のスピードとの競争とも言えます。競争環境も技術も人件費や他のコストも中国経済の急速な成長とともにどんどん変化して行きます。
中国ビジネスは常に変化を意識し、先を読んだ対応が必要なビジネスです。

 

第1回 中国ビジネスのリスクを考える
第2回 中国を知る その1
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